空亡とは何か
空亡の語源と意味
空亡(くうぼう)とは、四柱推命において「六十干支の中で天干(十干)と対応する地支が余ってしまう2つの地支」のことを指します。
六十干支は十干(10種類)と十二支(12種類)の組み合わせで構成されています。10と12を組み合わせると60通りになりますが、このとき十干と対応できない地支が2つ余ります。この「対応できない2つの地支」が空亡です。
「空(くう)」は空っぽ、「亡(ぼう)」は消えるという意味。その地支が持つエネルギーが十分に機能しない、いわば「宙に浮いた状態」になることから空亡と呼ばれています。
空亡は「悪いもの」ではない
空亡というと「運が悪くなる」「何をやってもうまくいかない」というイメージを持つ方が多いですが、それは正確ではありません。
空亡は「エネルギーが通常通り機能しにくい時期」であり、手放し・内省・準備に適した特別な時間です。古来より「空亡は次の大きな飛躍のための充電期間」とも言われています。
大切なのは、空亡の性質を知った上で、その時期に合った行動を選ぶことです。
空亡は「悪い時期」ではなく「エネルギーの性質が変わる時期」。知っているか知らないかで、人生の使い方が大きく変わります。
空亡の種類一覧|6種類の空亡
空亡は日柱(生まれた日の干支)によって決まります。六十干支は10日ごとに区切られ、それぞれに対応する空亡の地支があります。
| 日柱の干支の範囲 | 空亡の地支 | 空亡の名称 |
|---|---|---|
| 甲子〜癸酉 | 戌・亥 | 戌亥空亡 |
| 甲戌〜癸未 | 申・酉 | 申酉空亡 |
| 甲申〜癸巳 | 午・未 | 午未空亡 |
| 甲午〜癸卯 | 辰・巳 | 辰巳空亡 |
| 甲辰〜癸丑 | 寅・卯 | 寅卯空亡 |
| 甲寅〜癸亥 | 子・丑 | 子丑空亡 |
戌亥空亡(じゅつがいくうぼう)
甲子〜癸酉の日柱を持つ人の空亡です。戌(いぬ)・亥(いのしし)のエネルギーが宙に浮きます。精神世界・宗教・哲学への関心が高まりやすく、スピリチュアルな感性を持つ人が多いと言われます。直感力が鋭く、目に見えないものへの感受性が特徴です。
申酉空亡(しんゆうくうぼう)
甲戌〜癸未の日柱を持つ人の空亡です。申(さる)・酉(とり)のエネルギーが機能しにくくなります。金(かね)・金属のエネルギーが空亡になるため、金銭面での浮き沈みを経験しやすい面があります。その分、物質にとらわれない自由な発想力を持つとも言われます。
午未空亡(ごびくうぼう)
甲申〜癸巳の日柱を持つ人の空亡です。午(うま)・未(ひつじ)のエネルギーが空亡になります。火と土のエネルギーが宙に浮くため、感情の起伏や人間関係の変化を経験しやすい傾向があります。一方でユニークな発想力と創造性が際立つ空亡です。
辰巳空亡(しんしくうぼう)
甲午〜癸卯の日柱を持つ人の空亡です。辰(たつ)・巳(へび)は龍神・弁財天との縁が深い地支とされています。この空亡を持つ人はスピリチュアルな世界との繋がりが強く、霊感や第六感が働きやすいと言われます。
寅卯空亡(いんぼうくうぼう)
甲辰〜癸丑の日柱を持つ人の空亡です。寅(とら)・卯(うさぎ)の木のエネルギーが空亡になります。成長・発展のエネルギーが宙に浮くため、努力が結果に結びつくまでに時間がかかる面があります。しかし着実に積み上げる力と、独自の世界観を持つ人が多いです。
子丑空亡(しちゅうくうぼう)
甲寅〜癸亥の日柱を持つ人の空亡です。子(ね)・丑(うし)の水と土のエネルギーが空亡になります。感情や直感のエネルギーが宙に浮きやすいため、論理的・合理的な思考が発達しやすい傾向があります。冷静な判断力と分析力が特徴です。
自分の空亡の調べ方
日柱から見る空亡
空亡は主に日柱(生まれた日の干支)から求めます。手順は以下の通りです。
空亡の調べ方
- 命式を出して日柱の干支を確認する
- 上の一覧表で日柱が「甲〇〜癸〇」のどの範囲に入るかを見る
- その行の「空亡の地支」が自分の空亡
たとえば日柱が「丙午」の場合、甲午〜癸卯の範囲に入るため、空亡は辰・巳(辰巳空亡)になります。
命式がまだわからない方は、ひとみ先生の無料命式診断で日柱を確認することができます。
年柱・月柱・時柱の空亡との違い
空亡は日柱だけでなく、年柱・月柱・時柱にも存在します。それぞれが示す意味は以下の通りです。
| 空亡の場所 | 影響しやすい領域 |
|---|---|
| 年柱の空亡 | 先祖・家系・幼少期の環境 |
| 月柱の空亡 | 社会運・仕事運・親との関係 |
| 日柱の空亡 | 本人・配偶者・パートナー運 |
| 時柱の空亡 | 子ども・晩年・目標達成 |
四柱推命では日柱の空亡が最も重視されますが、複数の柱に空亡が重なる場合は、その人の人生テーマにより深く関わってきます。
空亡期間はどんな時期?
空亡期間に起こりやすいこと
空亡の地支が年支や月支に巡ってくる年・月を「空亡期間」と呼びます。この時期は以下のようなことが起こりやすいとされています。
- これまで積み上げてきたものが一度リセットされる感覚
- 人間関係・仕事・環境などに変化が訪れやすい
- 感情の浮き沈みが大きくなる
- 努力の成果が出にくく、空回りしやすい
- 体調や精神面に疲れを感じやすい
これらは「悪いこと」ではなく、「次のステージに進むための準備サイン」として捉えることが大切です。
空亡が重なるときの読み方
年・月・日が同時に空亡と重なる「三重空亡」のような状態になると、変化のエネルギーが特に強くなります。
この時期は無理に前進しようとするより、立ち止まって自分の内側を見つめる時間として使うことが、四柱推命の考え方では理にかなっています。大きな決断や新しいスタートはひとまず保留にし、準備・学習・内省に徹することをひとみ先生はおすすめしています。
空亡を味方につける過ごし方
空亡期間にやるべきこと
- 学ぶ・インプットする:新しい知識やスキルを身につける準備期間として最適
- 内省・瞑想・断捨離:不要なものを手放し、次のステージへの土台をつくる
- 人間関係の整理:本当に大切な縁と、手放すべき縁を見極める時期
- 休養・体のメンテナンス:無理をせず、体と心を整えることに集中する
- 長期計画を立てる:空亡明けの動き出しに向けて、戦略を練る時間として使う
空亡期間に避けた方がよいこと
- 大きな契約・投資・ローン:エネルギーが安定しにくいため、慎重に
- 勢いだけでの転職・独立:準備が整っていない状態での見切り発車は避ける
- 新しい人間関係への依存:空亡期間に出会った縁は変化しやすい場合がある
- 無理な拡大・新規事業:焦って広げるより、足元を固める時期
ひとみ先生より
空亡はね、「神様が少し立ち止まりなさい」って言ってくれてる時期やと思うんよ。焦って動くより、静かに内側を磨く時間にした方が、空亡明けに一気に花が咲くことが多いんよね。
よくある質問(FAQ)
空亡中に結婚・転職してもいい?
絶対にNGというわけではありません。ただし、空亡期間は物事が安定しにくいエネルギーの時期のため、できれば空亡明けのタイミングを待つことをひとみ先生はおすすめしています。どうしてもこの時期に動く必要がある場合は、慎重に準備を重ねた上で判断してください。
空亡は一生続くの?
命式に刻まれた空亡の地支は一生変わりません。ただし、「空亡の影響を強く受ける時期(空亡期間)」は、年・月のサイクルの中で巡ってくるもの。常に空亡の状態が続くわけではなく、空亡が巡ってくるタイミングを知ることが大切です。
空亡があると運が悪い?
そんなことはありません。空亡を持つ人は「一般的な常識にとらわれない自由な発想」や「スピリチュアルな感性」を持つことが多く、その特性を活かして大きく活躍している人もたくさんいます。空亡は弱点ではなく、個性のひとつです。
自分の空亡期間はいつ?
空亡期間は、自分の空亡の地支が年支・月支に巡ってくるタイミングです。正確な空亡期間を知るには、命式全体を通じて読み解く必要があります。気になる方はひとみ先生の個別鑑定でご確認ください。
まとめ
- 空亡とは六十干支の中で天干と対応できない2つの地支のこと
- 空亡は「悪いもの」ではなく、手放し・内省・準備に適した特別な時期
- 空亡の種類は6種類あり、日柱の干支によって決まる
- 空亡期間は大きな決断より、インプット・内省・体調管理を優先する
- 空亡を知って活かすことで、次のステージへの飛躍につなげることができる
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